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2017.12.11 19:38

【朝日杯FS】レース展望(3/4ページ)

サウジアラビアRCを2歳コースレコードで快勝したダノンプレミアム。メンバー中唯一の無敗馬が無傷の3連勝でのGI取りに挑む

サウジアラビアRCを2歳コースレコードで快勝したダノンプレミアム。メンバー中唯一の無敗馬が無傷の3連勝でのGI取りに挑む【拡大】

 もう1頭のファストアプローチ(牡)は、2戦目の未勝利戦で5馬身差の圧勝を飾り、札幌2歳Sではクビ差の2着。前走の芙蓉Sでは前にいた勝ち馬を捕らえきれなかったが、しぶとく2着を確保している。叔父に国内外でGI・2勝のサトノクラウンがおり、大舞台で頂点を極める可能性は十分ある。

 ステルヴィオ(美浦・木村哲也厩舎、牡)はオープン特別勝ちを含む3戦2勝。前走のサウジアラビアロイヤルCは行きっぷりがひと息で後方から外々を回らざるを得なかったが、直線だけで前述のダノンプレミアムまで0秒3差の2着に迫っている。上がり3ハロンは最速の33秒5と、末脚の破壊力は新種牡馬の父ロードカナロア譲り。距離がもう少しあった方がいいタイプだが、ゆったり運べる阪神の外回りなら、前走同様マイルでも問題はない。逃げ、先行タイプがそろっており、ペースが速くなれば、一気に差し切るシーンもありそうだ。

 ロードカナロア産駒はもう1頭、ダノンスマッシュ(栗東・安田隆行厩舎、牡)が登録。こちらもステルヴィオに負けず劣らずの素質馬で、未勝利→オープン特別を連勝中だ。抜け出すと気を抜く面は前走では見られず、精神面の成長が感じられた。好位から鋭い脚を使うことができ、レースセンスは抜群。200メートルの距離延長も問題なさそうだ。父と同じ厩舎、同じ担当者(岩本調教助手)という点も興味深い。

 中央入り初戦のダブルシャープ(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡)も侮れない存在だ。ホッカイドウ競馬所属時にオープン特別・クローバー賞でタワーオブロンドンを撃破。札幌2歳Sでは勝負どころで外々を大きく回るロスがありながらも、力強く脚を伸ばして3着に好走している。前走のサウジアラビアロイヤルCでは向こう正面で他馬と接触する不利がありながらも、6着と大崩れしなかった。伯父に中山開催時の2000年にこのレースを制したメジロベイリーがいる。血統面からも注目したい。

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