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2017.12.6 05:05

【沢田康文の欧州リポート】ハイランドリール、ムーアと有終の美魅せる

ハイランドリール(撮影・沢田康文)

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 10日に香港・シャティン競馬場で行われる香港ヴァーズで、一頭の名馬が引退レースを迎える。世界3カ国でGI6勝を挙げた、アイルランドのハイランドリール(A・オブライエン、牡5)だ。

 2014年6月12日のデビュー戦(2着)から世界7カ国ものレースに出走。主な勝ち鞍には昨年の英GIキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、米GIブリーダーズCターフ、今年の英GIプリンスオブウェールズSなどがある。「2歳時に重賞を勝って、それから世界中を飛び回り、常に第一線で活躍をしてくれた。すべてを備えた馬で、本当に頭が下がる馬」とエイダン・オブライエン調教師は愛馬への思いの丈を語る。

 前走のBCターフ3着で通算獲得賞金は644万1255ポンド。これはシリュスデゼーグル(617万9490ポンド)、トレヴ(600万2918ポンド)などの記録を上回る、欧州調教馬としての歴代最高となった。

 ラストランが通算27度目のレース。来春の種牡馬入りが決まっており、価値を下げないためにもぶざまな競馬はできない。香港ヴァーズは3度目の出走。2年前に優勝していて、昨年はサトノクラウンの強襲に屈したが、3着以下は大きく引き離した。ムーア騎手とのコンビで集大成の走りを見せ、有終の美を飾る可能性も十分だ。 (在仏競馬記者)