【マイルCS】レースの注目点

2017.11.14 17:03

★目下絶好調!ミルコ・デムーロ騎手がJRA年間GI6勝の記録に挑む

 目下JRA・GI実施機会9戦連続で3着以内と絶好調のミルコ・デムーロ騎手(38)=栗東・フリー=は、12日に行われたエリザベス女王杯をモズカッチャンで勝利し、今年のJRA・GI5勝目を挙げた。

 もしマイルCSを勝てば武豊騎手(2回)、安藤勝己元騎手、池添謙一騎手、岩田康誠騎手のもつJRA年間GI6勝の記録に肩を並べることになる。

★レッドファルクスが史上8頭目のJRA・GI双方Vの偉業へ

 レッドファルクス(牡6歳、美浦・尾関知人厩舎)は、前走でスプリンターズS連覇を成し遂げた。まだ自身未勝利の1600m戦で行われるGIのマイルCSを勝てば、ストレイトガール以来史上8頭目の古馬スプリント&マイルJRA・GI双方制覇となる。

 レッドファルクスは、過去にタイキシャトル(1997年スプリンターズS、97、98年マイルCS、98年安田記念勝ち)やデュランダル(2003年スプリンターズS、03、04年マイルCS勝ち)、ロードカナロア(12、13年スプリンターズS、13年高松宮記念、安田記念勝ち)など錚々たる顔ぶれに並ぶことができるか。

★武豊背に悲願のビッグタイトル狙うエアスピネル

 昨年、三冠レースで上位を賑わせたエアスピネル(牡4歳、栗東・笹田和秀厩舎)は今年はマイル路線を中心に戦っており、1月のGIII京都金杯と前走のGIII富士Sを制覇。同馬は三冠全レースで掲示板に載り、今年のGI安田記念では5着の成績をおさめたが、悲願のGI勝利を飾ることができるか。

 鞍上が予定されている武豊騎手は、三冠レースで同じくあと一歩及ばなかったサダムパテック(2012年)、トーセンラー(13年)を勝利に導いており、エアスピネルでの手綱捌きが注目される。

★イスラボニータ、GI最長勝利間隔記録の更新なるか

 2014年の皐月賞馬イスラボニータ(牡6歳、美浦・栗田博憲厩舎)には約3年7カ月ぶりのGI制覇がかかる。勝てば、アドマイヤコジーン(3年5カ月19日)を抜いて、GI競走の最長間隔勝利記録(3年6カ月29日)となる。昨年の安田記念(GI)では、13年の皐月賞馬ロゴタイプが約3年2ヵ月ぶりのGI勝利を挙げており、同様に久しぶりのGI勝利の美酒を味わうことができるかどうか注目だ。

★サトノアラジン、世紀の巻き返しで同一年春秋マイルGI制覇なるか

 今年の安田記念馬サトノアラジン(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)が、2015年の同一年で達成したモーリス以来2年ぶり11頭目の春秋マイルGI制覇に挑む。今年のマイルCSを勝てば、同一年での春秋マイルGI制覇は1985年のニホンピロウイナーや前記のモーリスなどに次いで史上7頭目の快挙。

 また、サトノアラジンは天皇賞・秋では最下位の18着に敗れたが、JRA競走に限定すると前走・最下位からのGI制覇は史上初となる。

★ダイワメジャー産駒のレーヌミノルが3歳牝馬初のタイトルへ

 今年の桜花賞馬レーヌミノル(牝3歳、栗東・本田優厩舎)がGI2勝目を狙う。近走は秋華賞14着などいいところがないが、今回は実績のあるマイル戦に戻る。桜の女王の輝きを取り戻すことができたとき、3歳牝馬史上初の快挙が待っている。

 父は現役時代、マイルCS連覇などGI5勝の名馬ダイワメジャー。産駒もJRA重賞26勝のうち13勝を芝1600メートルで挙げている。この血が騒げばレース史上初の父子制覇達成となる。

★自身初のJRA・GI制覇を狙う3騎手

 GIII小倉大賞典、GIII関屋記念を逃げ切ったマルターズアポジー(牡5歳、美浦・堀井雅広厩舎)には武士沢友治騎手(デビュー21年目)、中京記念勝ち馬ウインガニオン(牡5歳、栗東・西園正都厩舎)は津村明秀騎手(同14年目)、ダノンメジャーには北村友一騎手(同12年目)が騎乗を予定しており、勝てばそれぞれ自身初のJRA・GI制覇となる。

 いずれの馬も先行力を武器にしており、昨年の勝ち馬ミッキーアイル同様に逃げ切りVを決めるのか、各騎手がどんな戦法で挑むのか注目だ。

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