【沢田康文の欧州リポート】オブライエン師「サクソンは特別な存在」

2017.11.1 05:02

 米国のR・フランケル調教師が持つ年間GI最多勝にリーチとしていたアイルランドのA・オブライエン調教師は28日の英2歳GIレーシングポストTで新記録を達成。GI26勝目のメモリアルレースの勝ち馬になったのは既報の通り、ディープインパクト産駒の日本産馬サクソンウォリアー(牡2)だった。クールモアのメインステーブルとして常勝のオブライエン厩舎だが、今秋は活躍がとりわけ目覚ましくハイドランジアが勝った9月9日のメイトロンS以降、49日間でGI12勝の固め勝ち。これを異なる10頭で挙げていた。

 3戦3勝でGI初制覇を遂げたサクソンウォリアーの母メイビー(父ガリレオ)は2011年の欧州最優秀2歳牝馬。これまでに2頭のディープ産駒を出産しており、1つ上のパブレンコ(牝3)もアイルランドで1勝を挙げている。

 レーシングポストTのレーススポンサーでもある英レーシングポスト紙はゴール前で差し返す衝撃的な競馬を見せたサクソンウォリアーに「119」のレースレーティングを与えたが、これは同レースの勝ち馬としてはモチベーター、キャメロットの「118」を上回り、オーソライズドに並ぶ高評価だ。

 A・オブライエン調教師は、「ディープ産駒はとても気に入っているよ。サクソンウォリアーは特別な存在で、まだ若いけれど期待に結果で応えてくれていて本当に素晴らしいね」と話している。今後は英2000ギニーへの直行が有力。来春も英国からうれしいニュースが届きそうだ。 (在仏競馬記者)

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