中央競馬:ニュース中央競馬

2017.10.11 14:30

【BLOOD】芝走れるクロフネ産駒は上級!アエロ◎

アエロリット=美浦トレセン(撮影・白石智彦)

アエロリット=美浦トレセン(撮影・白石智彦)【拡大】

 今週は3歳牝馬3冠ラストの秋華賞。京都の内回り2000メートルというトリッキーなコース設定は個人的には好み。長い直線でヨーイドンの競馬になるより、駆け引きが楽しめて面白い。

 さて、前哨戦ではローズSの1、2着が強いと感じた。ハイペースで逃げて、他の先行馬がタレるなか、唯一踏ん張りとおした2着カワキタエンカに、最速の上がりでゴール前、きっちり差し切ったラビットラン。甲乙つけがたいが、2頭を差し置いて本命はアエロリット=写真=とする。

 古馬相手のクイーンSで果敢に先手を取り、悠々と逃げ切ったクロフネ産駒。牡馬を相手にマイル王に輝いた春の実績を持ち出すまでもなく能力の高さは明らかだ。

 父クロフネは自身がそうだったように、芝&ダート兼用の種牡馬だが、芝を走れる産駒は上級の仔とみて間違いなく、間隔を空けた点にも好感が持てる。母系は2代母がアイルドフランスで、スターアイルを通じてGI2勝のミッキーアイルを送り出している活気のある系統。さらに繁栄しそうな一族であり、その意味でもアエロリットへの期待は高い。

 相手はラビットラン。父タピットに母父ディキシーランドバンドとくれば主戦場はダートと思えるが、どうしてどうして前走も目が覚めるような末脚だった。ノーザンダンサーをはじめレイズアネイティヴなどの多重クロスを持っており、爆発力の源はそのあたりにあるのだろう。前走よりは脚の使いどころが難しいコース設定だが、前がゴチャつけばゴチャつくほど目の覚めるような脚が武器になる。

 ▲にカワキタエンカ。ディープインパクト産駒には珍しくためて切れる脚を使うのではなく、持続力のあるタイプ。これは母系がクロフネ×フォーティナイナーと、力馬系であることが一因か。いずれにしてもこの馬が展開のカギを握ることになる。乗り替わりにはなるが、前走のレースを見れば、逃げてなんぼの馬と分かるはず。

 ◎の鞍上・横山典騎手は前走でカワキタに騎乗。その粘り強さを体感し、さらに後ろから来るラビットランの脚も目の当たりにしただけに、どの位置で前を捕らえ、抜け出せばいいか身にしみている点も心強い。 (アサカ・リョウ)

★秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

★「サンスポZBAT!」イメージキャラクター横山ルリカがサイトの魅力を紹介!