【みんなの反省会】瞬発力勝負で弱さ見せたソウル

2017.10.8 20:30

デスク 8日(日)の毎日王冠は1番人気の3歳牝馬ソウルスターリングが逃げて失速し、8着に敗れる波乱となりました。関東競馬エイトの椋木宏トラックマン(TM)に登場してもらいましょうか。

椋木宏TM スローペースといえばスローペースとなりましたね。

デスク レースの前半3ハロンが35秒6で、後半3ハロンは33秒5でした。後傾ラップです。

椋木TM 敗れるとすれば、(瞬発力勝負となる)上がりの速い時計のときだと思っていましたから、結果的に弱点が露呈しました。逃げるなら、後続に脚を使わせるような形に持っていけていたらよかったんですけど、実際は(周りの)様子を見ながらの逃げ。1番枠もアダになってしまいました。それに馬体重がプラス6キロでしたけど、休み明けの女の子なら、もっとふっくらした体つきになっていてほしかったですね。

デスク 単勝は2.0倍でした。

椋木TM 自分が本命に推しておいて、こう言うのはなんですけど、超一流の牡馬と対戦するのは初めてなのに持ち上げられ過ぎましたね。

デスク 今月29日に行われる天皇賞・秋(東京、GI、芝2000メートル)の切符(1着馬のみ)がかかったレースでした。藤沢和雄調教師は状態が良ければ挑戦させる意向のようです。

椋木TM (もし出走するなら)2000メートルに距離が延びるのはいいですね。叩いた上積みもあります。いい馬ですから、まだまだ見限れません。1800メートルなら見限っていいと思いますけど…。

デスク 一方、勝ったのは3番人気のリアルスティール。

椋木TM 素晴らしい体つきで、張りも良かったです。東京の1800メートルから2000メートルは強いですね。

デスク そうですね。東京の芝1800メートルは一昨年の共同通信杯を制していて、2000メートルは昨年の天皇賞・秋でモーリスの2着。連対率10割です。

椋木TM 中団の後ろでじっくり脚をためていました。ミルコ・デムーロ騎手も(天皇賞・秋に次いで)2度目の騎乗でしたから、自信を持っていたんでしょう。

デスク 直線では前に馬を置いて、満を持して抜け出しました。

椋木TM 鞍上は1週前の(栗東坂路での)追い切りで自らまたがって、4ハロン49秒6の好時計をマークしていましから、体調の良さも把握していたと思います。

デスク 連覇を目指していた今年3月のGI、ドバイターフを直前の鼻出血で回避していましたから、7カ月半ぶりの実戦でした。

椋木TM 陣営(矢作芳人厩舎)の力もたいしたものです。

デスク 2着は5番人気のサトノアラジン。安田記念でGIウイナーの仲間入りを果たして以来のレースでした。

椋木TM 末脚勝負の馬で、今回はリアルスティールの後ろにつけて、そのままゴールを駆け抜けました。力は出しています。スタートで一完歩遅れたのが影響…いや、影響はなかったかもしれないですね。(毎日王冠での馬体重は532キロと)大型馬ですから、次走に向けてソウルスターリングやリアルスティールより大きな上積みがあるでしょう。

デスク 3着は4番人気のグレーターロンドン。後方3番手から直線では大外を回って伸びてきました。

椋木TM 中間に調子が上がっていましたし、この馬らしい末脚を披露しました。ただ、1、2着馬との力の差は感じましたね。この馬には今後、マイル路線を歩んでほしいと思っています。全体的に弱さがあるぶん、伸びしろがありますし。マイルなら秋のチャンピオン(マイルCSでV)になれる器ですよ。

デスク 案外だったのは昨年のダービー馬マカヒキ。2番人気で6着でした。直線では内田博幸騎手のムチに応えられなかったですね。

椋木TM じわじわと伸びてはいましたけどね。スタートで他馬に挟まれて後ろからのレースになったことで、脚を使っていました。

デスク 最終追い切りの内容は良かったようですが…。

椋木TM いえ、僕の目にはそんなに良くは映らなかったですね。良化途上でした。逆にいえば、これから良くなる余地を残しているということです。力が衰えているとは思いません。

デスク 気になった馬はいますか。

椋木TM 3歳牡馬の2頭です。まず4着のダイワキャグニー(7番人気)ですね。ちょっとモタれて(北村宏司騎手が)追いづらそうにしているところがあったりして、若さが残っていますけど、精神的、肉体的な幼さが抜けたら、どんどん活躍できると思います。もう1頭は10着のウインブライト(9番人気)。今回は伸び切れなかったんですけど、すごくいい体つきになっています。

デスク となると…。

椋木TM 2頭の次走が楽しみです。人気がないだけに、面白いですね。

デスク ダイワキャグニーとウインブライトですか。注目して見ていきます!

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