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2017.9.13 18:53

【リレーコラム】関東競馬エイト 

 先週から3歳未勝利戦は、「前走で5着以内」か「通算出走が5回以内」の馬しか出られないようになった。しかも、今開催のうちに未勝利戦に出走できるのは1回だけ。まさに最後の戦いが始まっている。

 そのなかで先週、本命に推したハルカノテソーロは運命に導かれるように生き延びることができた。デビューから4戦目までは芝で(4)(3)(6)(3)着と堅実に走っていたのに、2走前はよもやの11着に大敗。次走への優先出走権を得られずに最終戦に臨むことになった。

 芝の3歳未勝利戦は今開催の中山では2鞍しか組まれておらず、優先出走権がなければ、かなりの出走間隔が必要になった。

 出走間隔が短くて、優先出走権もないハルカにはダートしか選択肢がなかったのだが、これが大当たりだった。ダートの走り方が分かっていなかった感じで、最後までフォームが安定しなかったのだが、それでいて2着に6馬身差。ダート仕様のフットワークになれば、さらにパフォーマンスは上がるはずで、今後が楽しみな存在になった。

 もし、2走前に優先出走権を得られていれば、今週の芝2000メートルに出走していたはず。そうなったら、いつもの詰めの甘さで取りこぼしていた可能性があり、地方競馬へ移籍していたかもしれない。

 「災い転じて福となす」。惨敗がきっかけで路線変更を余儀なくされたが、かえって明るい未来が見えてきたのだ。

 今週は3日間開催で3歳未勝利戦は5鞍組まれているが、果たしてどんなドラマが待ち受けているのか・・・。

 担当厩舎のなかで注目しているのはダートの1200メートルを予定しているエーデルワイス。態勢が整ったのは先月の下旬。デビュー戦は経験馬が相手でスタートも劣勢だったが、内めで砂をかぶっても我慢して2着に追い上げた。馬体に余裕が残っていたことも考えれば能力はかなり高いのだろう。

 「叩いて順当に良くなっているよ。前走は追走に余裕がなかったから、距離が延びるのもプラスだと思う」と高木登調教師も力が入っているだけに、きっちり勝ち上がって今後も活躍してもらいたい。

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片桐靖弘(かたぎり・やすひろ) 関東エイト想定班 

取材・血統

好配狙い

馬単

プロフィル

1974年生まれ。競馬専門紙ケイシュウニュースの中央版休刊に伴い、サンケイスポーツ・レース部に移籍。2年間の南関東公営競馬担当を経て、南馬場の想定班として現場に復帰した。双子座・O型

予想スタイル

想定班らしく、担当厩舎やレース後のジョッキーインタビューを重視しているが、それらをベースにした血統論もスパイスとして加えている。レベルの比較がつきやすい2歳戦が得意。