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2017.9.11 17:11

【リレーコラム】東京サンスポ

 先週、中山と阪神で秋競馬が開幕した。社杯の産経賞セントウルSはファインニードルが重賞初制覇を果たし、スプリンターズS(10月1日、中山、GI、芝1200メートル)の優先出走権を獲得。京成杯AHはグランシルクが待望の重賞初Vで、マイルGI路線に名乗りを上げた。紫苑Sはオークス4着のディアドラが快勝して秋華賞(10月15日、京都、GI、芝2000メートル)に弾みをつけている。

 今週は3日間開催で17日には秋華賞トライアル(TR)のローズS(阪神、GII、芝1800メートル)、翌18日には菊花賞TRのセントライト記念(中山、GII、芝2200メートル)が行われる。いよいよ秋本番に突入だ。

 平地競走だけではなく、秋を迎えて障害レースも暮れの中山大障害(12月23日、中山、J・GI、芝4100メートル)参戦に向けて有力各馬が始動する。16日には阪神ジャンプS(阪神、J・GIII、芝3140メートル)が行われ、2015年中山大障害を制したアップトゥデイト(栗東・佐々木晶三厩舎、牡7歳)などが出走するので注目したい。

 平地競走の記録などは紙面で目にすることが多いが、一般的な注目度が低い障害レースの記録は、なかなか取り扱われないのが正直なところだ。確かに馬券の売り上げは多くないが、華やかさに関してはスピード優先の平地競走にも劣らないと個人的には思っている。ここで、現役騎手と調教師の上位5人を表にしてみた。

   (騎手)           (調教師)
1熊沢重文 227勝     1松元茂樹  65勝
2林 満明 187勝     2坂口正則  58勝
3西谷 誠 168勝     3中村 均  50勝
4横山義行 119勝     4尾形充弘  48勝
5北沢伸也 124勝     5岩元市三  47勝

 ちなみに障害重賞に関しては、白浜雄造騎手(05年中山大障害・テイエムドラゴン、09年中山グランドジャンプ・スプリングゲントなど)と高田潤騎手(08年中山大障害・キングジョイなど)が19勝でトップタイ。トレーナーでは松元茂樹調教師(01年中山大障害・ユウフヨウホウ、02年同・ギルデッドエージなど)と坂口正則調教師(1999年J・GII東京ハイジャンプ・レガシーロックなど)がそれぞれ9勝でトップを分け合っている。障害戦は一日に1鞍か2鞍と少なく、落馬で負傷するリスクも高い。これだけの成績を残すのは各騎手をはじめ、多くの厩舎スタッフが、かなりの労力と時間を費やし、辛抱強く地道にやってきた結果だろうと推測する。そういったことを頭の中で思い巡らせていると、今までと違った視点で障害レースを見られるかもしれない。

 16日の阪神ジャンプSでは現役障害最多勝の熊沢騎手がハギノパトリオット(栗東・松田国英厩舎、セン5歳)、同2位の林騎手は本命候補のアップトゥデイトに騎乗。高田騎手はルペールノエル(栗東・藤原英昭厩舎、牡7歳)で単独で現役障害重賞最多勝となる20勝目と、15年オースミムーン、16年ニホンピロバロンに次ぐ同一重賞3連覇を狙う。また、現役で障害勝利数3位の中村均調教師はマイネルフィエスタ(牡7歳)を参戦させる予定だ。ここから暮れのJ・GIを目指す馬が多数いるので、ぜひとも障害レースにも注目していただきたい。ファンが増えてくれれば、うれしい限りだ。

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片岡良典(かたおか・よしのり) 東京サンスポ記者 

直感 取材

本命、時々大穴

プロフィル

東京サンスポ所属。1968年生まれ。3年間の牧場勤務を経て、94年3月から関東競馬エイトの想定班でデビューし、01年5月から東京サンスポで老体にムチ打つ?

予想スタイル

コテコテの関西弁で昭和の匂いを漂わせながら“勝負になるの?”とせっせと取材する浪漫人情派。勝って欲しい馬に◎が本音。馬券は単勝、複勝と枠連と馬連。