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2017.9.11 11:57

【甘辛戦記】絶対王者不在の電撃GI参戦もひとつの手

 夏の悔しさは夏のうちに拭い去らないと落ち着かない。ファインニードルは1番人気で臨んだ前走・北九州記念が、直線で前が塞がり消化不良の5着。デムーロ騎手はじめ、陣営が相当に落ち込む内容だった。

 「この前も勝てると思っていたけど、直線でスペースがなく、悔しかった」とジョッキー。同じ轍は踏まないとばかりに、今回はより早めの競馬で直線あっさりと抜け出し、2着に1馬身1/4差をつけ快勝した。

 「スタートのタイミングは良くなかったけど、二の脚が速く、賢い馬。いい位置を進んで、ずっと手応えも良かった。直線は余裕があるくらいだった」。続けてミスを繰り返さないのが世界の名手たるゆえんだろう。

 このあとはもちろんスプリンターズSが視野に入ってくるが、結論はまだ先。「この夏はピークを北九州記念に持っていったので、状態を見極めてから、GIへ向かうかどうかを決めたい」と鵜木助手は言う。

 とはいえ、現状のスプリント戦線を見渡すと、かつてのロードカナロアのような絶対的な存在はいない。スプリンターズSへ、連覇を狙うレッドファルクスは今春の安田記念以来、昨年の高松宮記念馬ビッグアーサーは今年初戦のぶっつけとなり、今年の高松宮記念馬セイウンコウセイもよもやの敗戦を喫した函館SS4着以来だ。重賞を初めて勝ったばかりのファインニードルでも通用…という目算が成り立つ。

 4歳なのでまだ慌てる必要はないのかもしれないが、疲れなど気にしない伸び盛りの時期であることも確か。優先出走権を得られた機会を生かすのも、ひとつの手だろう。(夕刊フジ・水谷圭助)

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