ラインミーティアでアイビスサマーダッシュを制し、ガッツポーズを見せる西田雄一郎騎手【拡大】
デスク 札幌のクイーンSは大逃げした2番人気アエロリットが制して、新潟のアイビスサマーダッシュ(アイビスSD)は8番人気ラインミーティアが差し切りました。前者は今年のGI・NHKマイルCを制していた勝ち馬のレースぶり、後者は伏兵の台頭と、それぞれ“驚き”の中身が違うわけですが、まずはクイーンSについて関東競馬エイトの沢田知希トラックマン(TM)にうかがいましょうか。3歳馬アエロリットの大逃げはどうみたらいいですか。
沢田知希TM 分からないですけど、最初から決めていたわけではないと思うんです。“この馬にとってはいいペース”と鞍上(横山典弘騎手)が判断したんでしょうね。52キロでしたし。勇気のいるレースぶりで、さすがだなと思います。
デスク 横山典騎手は「馬の気分を損ねないようにと思って乗ったが、ハナへは勝手に行った感じ」と説明しているようですね。
沢田TM ただ、こういう競馬をした後に折り合いが難しくなる馬もいますから、次のレースを見たいですね。
デスク マイルまでしか経験していなかった馬で、距離が1ハロン延びることが鍵でした。
沢田TM 最後に止まったわけではないですよね。まあ、小回りコースでもありますし。
デスク 距離は2000メートルぐらいまでOKなのか、それとも…。
沢田TM やはりベストはマイルだと思いますよ。
デスク 2着は6番人気の5歳トーセンビクトリー。4コーナー5番手から伸びてきました。