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2017.3.13 12:44

【リレーコラム】大阪サンスポ

 全休日の3月13日朝、小鳥のさえずりを聞きながら栗東トレセンで取材を行った大阪サンケイスポーツの宇恵です。

 今回は、GI時に週末のコラムで登場してもらっている某女性の書き出しをまねしてみた。特に意味はなく、単なる思いつき。もちろん、会ったことも、見たことすらもない。この“前ふり”を引っ張るのは無理があることに気付いたので、本題だ。

 月曜朝は阪神大賞典と並行してフジテレビ賞スプリングS出走馬の取材も行った。有力馬の1頭に数えられているモンドキャンノはこの後、GI・NHKマイルCに直行する。3着までに食い込んで、優先出走権を取れたとしても、皐月賞には向かわない。ではなぜ、NHKマイルCの前哨戦の位置付けにあるニュージーランドTを捨てて、皐月賞トライアルを走るのか? 記者の前ふりのような思いつきによる参戦では当然、ない。ちゃんとした意味が存在する。

 折り合いの難しさを秘めるモンドキャンノだからこそ、本番前にしっかりと我慢するレースを…。これが陣営の考え。「初距離ですし、コーナー4つの競馬で息を入れながら走らせられれば、次につながると思う」と安田調教助手が胸の内を明かす。しかも、クラシックのトライアルだけにメンツもそろう。「強敵と戦う経験もマイルGIへの大きな糧になると思うので」と付け加える。

 相手関係を含めたさまざまなファクターから、ニュージーランドT、ファルコンS、毎日杯の方が勝つ可能性は高いだろうが、3歳マイル王へのプロセスを陣営は最重視。たとえ最良の結果が出なくても、深い考えのもとでの今度の参戦は、大きな収穫をもたらす気がしてならない。

 「父キンシャサノキセキ、母の父サクラバクシンオーの血統ですが、デビュー以来、いい意味でこちらの期待を裏切ってくれています。昨年と比べれば体の緩さもなくなってきていますし、距離ももちそうです」

 安田調教助手が目を細める。この後のためにも、要注目の戦いになる。

宇恵英志(うえ・ひでゆき) 大阪サンスポ記者 

取材

本命

馬連

プロフィル

北海道、オーストラリアの牧場で働いた後、関西競馬エイトで短期間のアルバイトを経験。ほどなく、大阪サンケイスポーツレース部に配属され、現場記者として今に至る。趣味はパチンコ、パチスロ。

予想スタイル

基本は取材の感触に、自分なりの近走のレース評価を加味して予想する形。追い切りの動きや、レース展開のみを重視して印を打つこともある。