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2017.3.13 11:43

【甘辛戦記】カラクレナイ、マイルOK!松下師「楽しみ」

カラクレナイをフィリーズレビュー制覇に導いたミルコ・デムーロ騎手。右は松下武士調教師=阪神競馬場(撮影・安部光翁)

カラクレナイをフィリーズレビュー制覇に導いたミルコ・デムーロ騎手。右は松下武士調教師=阪神競馬場(撮影・安部光翁)【拡大】

★フィリーズレビュー

 レーヌミノルの大斜行とは対照的に、大外からの目にも鮮やかなスパートでカラクレナイが決めた。

 「素晴らしい末脚。思っていたより速いペースで、中団につけるつもりが後ろになった。ただ、先に抜け出したレーヌは1400メートルがギリギリだし、ボクの馬は1400メートルで強い勝ち方をしてきたから自信があった」

 止まらないミルコは6週連続の日曜メーンV(東京新聞杯ブラックスピネル→京都記念サトノクラウン→フェブラリーSゴールドドリーム→中山記念ネオリアリズム→大阪城Sアストラエンブレム)。名手のアシストでカラクレナイは一段上の末脚を手に入れた。

 7FのフィリーズRは本番につながらないことが定番化していて、桜花賞も連勝したのは05年ラインクラフトまで遡らなければならない。しかし、この強さなら夢を見れる。たとえミルコ(アドマイヤミヤビに決定済み)が乗れなくなってもだ。「以前はテンションが高かったが、きょうはパドックでも落ち着いていて成長を感じた。マイルにも対応できそう」と、松下調教師が言う。

 今年の桜花賞のレベルは高い。阪神JFとチューリップ賞を圧勝したソウルスターリングを筆頭に、2番手グループもクイーンC馬アドマイヤミヤビ、フェアリーS→アネモネS連勝のライジングリーズン、フランケル産駒のファンタジーS馬ミスエルテ、今週のフラワーCには2戦2勝のファンディーナが挑む。

 それでも、「上位の馬たちと戦っていないから楽しみ」とトレーナー。

 近年まれにみるハイレベルの桜。名牝誕生に立ち会いたい気分はあるが、もし上位が少しでも狂えばとんでもない大波乱が生まれる可能性だってあるだろう。今年の桜は穴党にとっても待ち遠しい。(夕刊フジ・水谷圭助)

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