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2017.2.15 20:29

【リレーコラム】関東競馬エイト

 原チャリで美浦スタンドに通うようになってはや2年。最近は肌感覚で気温がわかるようになってきた。ヘルメットを着けているのに額に痛み(かき氷を調子に乗って食べたときになるやつ)を感じると氷点下が確定。あらゆる防寒対策が全く効かず、冷凍庫に身を投じたようになったときはマイナス6度だった。手袋をしないでも寒さを感じないときは10度を超えている。この時期は挨拶の後には必ず、「きょうは寒いね」といった天気の話題になるが、私は「昨日よりは寒くないですよ」と具体的な返事ができる。どうでもいいレベルの特技だが、42歳にしてスキルアップ(?)したことに変化がほとんどなくなってしまったおじさんは満足している。

 寒すぎて心が折れるときもあるが、駐車スペースが限られている美浦トレセン内で小回りの利く原チャリは大いに役立つ。水曜日の午後も相棒とともに厩舎回りをしてきたので、今週、面白そうな馬を何頭かピックアップしたい。

 まずは日曜の東京1R(3歳未勝利、ダート1400メートル)を予定しているケイティクエスト(蛯名利弘厩舎)。前走は7着に敗れているが、使い込んでいて少し疲れがあったとのこと。担当している関野助手は「体が増えて成長したのを感じるし、力をつけている。今週は気合乗りがすごかったよ」と満面の笑みでコメントしてくれた。

 尾関知人厩舎は今週の東京で7頭を予定しているが、土曜7R(500万下、芝1800メートル)のアルスフェルトに注目している。ここ2戦は7、15着と惨敗しているが、「せきをしていたり、のどの調子があまり良くなかった。牧場からのどをケアしながら調整しているし、今回はいい感じ。能力的にあんな馬ではないから」と指揮官は前向き。当該舞台は未勝利戦を圧勝して、現級でもハナ差の2着と相性がいい。近走の内容で人気が急降下していたら、おいしい思いができそう。

 高木登厩舎はフェブラリーSにサウンドトゥルーとホワイトフーガの2頭出しで臨むが、同じ舞台の500万下(日曜7R)を予定しているキングズミッションの方が個人的には期待している。「体は10キロ以上増えているかもしれないけど、馬はすごく良くなっている。調教の動きも良かったので楽しみ」(師)。ここ2戦は9、7着と不発に終わっているが、3走前は当該舞台で強敵相手に3着。状態が上向きでベストの舞台に戻れば巻き返しは必至だ。

片桐靖弘(かたぎり・やすひろ) 関東エイト想定班 

取材・血統

好配狙い

馬単

プロフィル

1974年生まれ。競馬専門紙ケイシュウニュースの中央版休刊に伴い、サンケイスポーツ・レース部に移籍。2年間の南関東公営競馬担当を経て、南馬場の想定班として現場に復帰した。双子座・O型

予想スタイル

想定班らしく、担当厩舎やレース後のジョッキーインタビューを重視しているが、それらをベースにした血統論もスパイスとして加えている。レベルの比較がつきやすい2歳戦が得意。