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2017.2.13 12:07

【甘辛戦記】サトノクラウン中距離戦線の主役級へ躍進

★京都記念

 断然人気のムーア=マカヒキを3着に退けて京都記念連覇。1年ぶりにサトノクラウンの手綱を任されたミルコは満面の笑みだ。

 「素晴らしいレース。去年同様、好位置につけられたし、最後まで一生懸命に伸びてくれた。マカヒキ? 怖かったよ。もっと伸びてくるかと思ったけどね。香港(モレイラ騎乗)でGIを勝ってきたあとだし、自信はあったよ」

 自信はレースぶりにも表れていた。ヤマカツライデン、ガリバルディを先に見る3番手から直線で敢然と抜け出し、マカヒキと比べどちらが“横綱”か分からないほど。香港ヴァーズでブリーダーズCターフ&キングジョージ馬ハイランドリールを破り、今またダービー馬マカヒキを退けたサトノクラウンには、古馬中距離GI戦線で主役級の扱いをしなければならない。

 次走と目されるGIに昇格した大阪杯には、マカヒキに加えキタサンブラックも出走を予定。「ターゲットになると思います」と里見治オーナー(75)=セガサミーホールディングス会長兼社長=が言うあたり、出走は濃厚。豪華な顔ぶれがそろいそうだ。

 増え続けるGIに「価値が下がる」と批判的な意見もあるが、大阪杯は“吉”と出そう。ドバイへの“流出”を封じるための昇格だとしても、ファンの心をとらえるメンバー構成になれば成功。前向きな改革はどんどんやってほしいと思う。

 大阪杯のあとには春の天皇賞(4月30日、京都、GI、芝3200メートル)が控え、サトノダイヤモンドとキタサンブラックの再戦が待ち受ける。そして宝塚記念(6月25日、阪神、GI、芝2200メートル)には、盾をパスした大阪杯組が挑んでくる。3歳クラシック組、安田記念組も加われば、というのはまさに夢のストーリー。その流れをサトノクラウンがいっそう面白くしたことは間違いない。(夕刊フジ・水谷圭助)

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