アピールバイオは福島芝9Fのデビュー戦で8馬身差逃げ切りV。「相当に恵まれたから」と牧調教師は言うが、能力なくしてはできない。
美浦Wコースで鞍上のアクションにしっかりと反応して、攻め駆けする年長のモンサンアルナイルに食らいついて併入した。ビュッと切れる感じこそないが、長くいい脚を使えるイメージ。時計も5F67秒1なら上出来だ。
「いい感じ。馬力がないので芝にいけばさらに変わりそう。中間はコーナーの回り方など、力の入れどころが分かってきたようだ」とトレーナーは進境を評価。弟子のルーキー・木幡巧騎手と挑む重賞は初めてで、「経験を積み、少しずつ上がってきている。ただ、甘い世界じゃないので倍の努力をしないと」と、辛口エールを送っていた。(夕刊フジ)