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2016.8.3 05:01

【沢田康文の欧州リポート】河合一真騎手「凱旋門賞目指す」

 フランスで日本人ジョッキーが誕生した。シャンティーの小林智厩舎で従業員として働く河合一真さん(19)だ。7月に日本のJRAに相当するフランスギャロの審査に合格し、中学生時代からの念願だったジョッキーライセンスを手にした。

 幼少期から動物が好きだったという河合さんは、中学3年のときに乗馬を開始。卒業後は地方競馬教養センターの騎手課程に入所した。しかし、1年後に体重制限の問題で中途退学。その後はJRAの厩務員課程の受験を目指して育成牧場で経験を積んでいたが、角居調教師が立ち上げた海外研修制度のワールドチャレンジに応募して合格した。

 渡仏は昨年5月で、小林厩舎の調教に毎朝騎乗。出走馬とともに競馬場を巡るうちに、もう一度夢を追いかけたいという思いが生まれた。

 フランスで騎手になるためにはさまざまな道が用意されており、河合さんは小林調教師の推薦を得てフランスギャロに申請。審査官が調教での騎乗ぶりなどをチェックし、その後面接をクリアした。

 デビュー戦は未定だが、「まだ実戦に騎乗していませんので実感は湧かないのですが、うれしいです。今はまだ笑われるかもしれませんが、騎手になった以上は凱旋門賞などの大舞台を目指したい」と目を輝かせている。 (在仏競馬記者)