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2016.7.6 05:02

【矢作芳人調教師 信は力なり】外国人騎手の制限には反対

 菜七子フィーバーの陰に隠れているが、今年デビューの他の新人騎手たちも頑張っている。各所で減量を生かした積極的なプレーが目立つし、穴をあけてファンを喜ばせている。

 事実、多くの馬主・牧場関係者からも「今年の新人は乗れるね」と言う高い評価をいただいている。わが厩舎所属の坂井瑠星も騎乗技術はまだまだながら、競馬漬けのいちずな日々を送っている。とにかく彼らには大きく育ってほしい。

 新人騎手の育成と言うと、とかく外国人騎手の短期免許や地方競馬出身騎手の問題が話題となるが、彼らを制限する方策には反対だ。日本の競馬とはそれだけ恵まれたサークルだと認識し、世界の超一流と一緒に乗れることをむしろポジティブに捉えてほしい。その中で生き残ってこそ一流である。保護政策からは何も生まれない。今年の夏も香港の名手たちが来日する。彼らの技を盗み取りそして超えていくような若手の出現に期待している。

 私事で恐縮だが春に受けた検査の結果が悪く、大事な仕事の1つである今月のセリ終了後に入院、手術を受けることになった。従って当分の間このコラムはお休みをいただくことになる。幸い当厩舎は調教師がいなくてもキッチリ仕事ができるスタッフばかりなので、その点は全く心配していない。むしろ今まで以上のペースで勝つと燃えているようで楽しみでもある。

 読者の皆さんにはご迷惑をおかけするが、坂井瑠星ともども矢作厩舎に対するより一層のご声援宜しくお願い申し上げます。(JRA調教師)