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2016.5.30 12:02

【甘辛戦記】友道師も驚く精神面、凱旋門賞に夢膨らむ

 東京競馬場は13万9140人(前年比107.4%)の大観衆に埋め尽くされ、ダービーの売り上げは265億7409万400円(前年比110.6%)。260億円を目標にしていたJRAの期待どおりに、ハイレベル対決は盛り上がった。

 まさに手に汗握る熱戦。マカヒキ、サトノダイヤモンドの叩き合いは、皐月賞(2着、3着)に続きマカヒキに軍配が上がった。

 「久しぶりにゴール前は声が出た。1週前あたりから競馬と関係ない人からもダービーのことを言われた。きょう、たくさんのお客さんを見たら、一気に緊張した」と友道調教師。4度目のダービー、09年に1番人気の皐月賞馬アンライバルドで12着と惨敗しただけに喜びもひとしおだ。

 「負けたら仕方ないといえる状態。川田騎手と“(3)番ならスッと前につけられる”と言っていたとおり、安心して見ていられた」

 マカヒキの強さの源をジョッキーは“賢さ”と言うが、トレーナーは“精神面”を一番にあげる。「栗東でもよく寝るし、初の東京でもけさ、眠っていた。精神面がこんな感じの馬には出会ったことがないね」

 このセールスポイントがさらなる高みを目指す秋、大きな役割を果たす。凱旋門賞(10月2日、仏シャンティー、GI、芝2400メートル)の登録は済ませてある。

 「オーナーとは何も話していないが、(古馬と)斤量差があるし、輸送でテンションが上がることはないと思う。やれるチャンスはある」。トレーナーの前向きな姿勢はうれしい限り。ドゥラメンテとマカヒキのマッチレースが見られる? 金子オーナーは以前(06年にディープインパクトで3位入線=失格)のようなJRAのサポート態勢がない凱旋門賞挑戦には慎重な姿勢を崩さないが、そんなシーンを見られたなら最高だ。(夕刊フジ・水谷圭助)

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