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2016.3.26 12:24

菜七子 初勝利のゼッケンが盗難に遭う

 JRAで16年ぶりに誕生した女性ジョッキー、藤田菜七子騎手(18)=美浦・根本康広厩舎=の記念すべき初勝利ゼッケンが、部外者によって盗まれていたことが分かった。事件が起きたのは24日の浦和競馬場。菜七子はこの日、3レースのアスキーコードに騎乗してデビュー初勝利を収めたが、使用したゼッケンがレース後になくなっていた。

 レース直後の検量を終えたところで、地方競馬関係者を装った男が近づき、勝ち馬が着用していたゼッケンを手にして菜七子にサインを求めてきたという。その男は「記念品として管理する」と説明したことから、菜七子はサインをした。その後、サインしたばかりのゼッケンをつけて写真撮影に参加したが、しばらくしてゼッケンがなくなっていることが判明。男は、報道カメラマンでも入れないエリアで写真撮影をしていたという目撃談もある。

 根本調教師は「浦和競馬場が警察に被害届を出して、調べてもらっています。おかしなところはあったんだけど、あれだけ堂々としていたので、浦和競馬場の関係者か、(アスキーコードを管理する)酒井先生側の人だと思ってしまったよ。彼女もデビューして1カ月が経って、一生懸命やっている。いろいろな経験をすることは必要だけど、不信感を抱くようなことはしてほしくないですね」と不心得者の悪行に憤慨していた。