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2016.3.2 05:01

【矢作芳人調教師 信は力なり】坂井瑠星にも注目を!(1/2ページ)

 昭和の時代。新人騎手は厩舎に住み込み、厩舎の仕事のほかに、師匠である調教師のさまざまな雑用をこなしたり、食事をともにして指導を受けたりするのが一般的であった。仕事だけでなく私生活にも踏み込み、厳しくはあるが面倒も見る、そんな濃密な師弟関係が存在していた。

 その後、競馬や騎手を取り巻く環境が変化するとともに、そのような師弟関係は急速に化石化していく。調教師は厩舎経営に追われてそれどころではなくなり、騎手は個人的にエージェント(騎乗依頼仲介者)と契約するようになった。それも時代の流れだろう。

 しかし、新人騎手はまだ社会的な常識も完全には備わっていない10代の若者である。自分が騎手候補生を引き受けるときは、昭和の時代までのことはできないとしてもしっかりと管理して厳しく指導し、まずは一人前の社会人に育てたいと以前から考えていた。

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