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2015.12.24 14:06

【有馬記念】枠順抽選 各陣営の悲喜こもごも(3/4ページ)

 ファン投票1位のゴールドシップは7番目に名前を呼ばれ、オーナー(小林英一氏)のイニシャルから「K」をチョイス。15番枠となった。「どの枠でも大丈夫。12年にはオレンジ帽で勝っていますから。ゴチャゴチャしていなくて、いい枠だと思います」と内田博幸騎手は外枠にも涼しい顔を浮かべたものの、意気込みについて聞かれると「最後にまたコンビを組めてうれしいし、潜在能力をフルに発揮するのが使命だと思う」とキッパリ。須貝尚介調教師も「これが天命なら、頑張ってもらいます。これだけ支持されたので、悔いのないように走り切ってほしい」とラストランへの思いを口にしていた。

 会場を大いに沸かせたのは8番目に登場したオーシャンブルー陣営だ。前日に騎乗が決まったデビュー2年目の石川裕紀人騎手が「O」を選ぶと、最内の1番枠が飛び出した。「厩舎の方も内枠が欲しかったと思うので。安心してください。内枠ですよ」と流行語を交えて美浦から報告すると、栗東で見届けた池江泰寿調教師は「よし!」と声を上げ、「一番ほしかった最高の枠。外に馬を置かないと闘争心がわかないので、最高の枠です」と満面の笑み。3年前の2着馬に追い風が吹き始めている。

 9番目はジャパンC2着馬のラストインパクト。来春の定年を控え、これが最後のグランプリとなる松田博資調教師は「みんなそういうけど、大して変わりないよ」と穏やかにほほえみ、菱田裕二騎手が「H」を選んで3番枠に決まった。「内枠が少ししかなかったので、よかったです。精いっぱい頑張ります」とコンビ復活の若武者は意気込んだ。

 10番目のワンアンドオンリーも、やはり来春に定年を控える橋口弘次郎調教師の管理馬。浜中俊騎手と橋口師のコンビは「(共通のイニシャル)“H”に決めていたのですが…」と直前で消えた希望のボールがなくなり苦笑いしながらも、「P」を選択。8番枠に決まった。「8番がいいと思っていました」と浜中騎手はにっこり。橋口師も「悔いのないように競馬をしてもらったら十分です」とラスト有馬に送り出すダービー馬の走りに思いを馳せていた。

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