【有馬記念ドキュメント】レーヴの連闘は意外にいいかも?

2015.12.23 05:04

 栗東トレセンの坂路には放馬などのトラブルに備え、監視小屋がある。通称“坂路小屋”。いつも橋口弘師や須貝師、音無師がいるので、ワンアンドオンリー、ゴールドシップ、リアファルの3頭の取材がここで一気にできるのだ。一粒で3度おいしい。柴田はそそくさと坂路小屋へ。

 ところが、到着したときには立ち見が出るほどの満員。スゴスゴと小屋を後にしようとすると、夕刊フジの水谷大先輩が登場した。「トーセンレーヴ、使うらしいでえ」。おお、情報が早い、と思うと「さっき池江さんがワシに教えてくれたんや。別にトーセンのことを聞こうと思ったわけじゃなかったから、最初は何のこと言っとるのか分からんかったわ」と笑ったが、普通はトーセンの動向が真っ先に気になるはず。この人、天然である。

 で、改めて池江師に取材を開始。「反動はなさそう。今年は4戦しかしていないし、フレッシュだからね」と出走に前向きだ。3歳時には青葉賞(3着)から連闘でプリンシパルSを勝った馬であり、ディセンバーSからの連闘ではマイネルブリッジ(1996年有馬記念3着)が思い出される。この強行軍は意外にいいかも、と柴田は思った。

 一方、霜が降りて寒さも増した美浦トレセン。調教スタンド1階のベンチには馬の動きを見守る横山典騎手の姿があった。報道陣に囲まれた名手は、何を聞かれるかは承知。もちろん、キタサンブラックのことだ。

 「スプリングS以外は一緒に競馬をしたから、よく知っているつもりだ。(サクラ)バクシンオーが肌(母の父)なのに、脚が長くスリムな体形。だから菊花賞でもあのパフォーマンスを演じられたのだろう。あなたたちが思うとおりで、癖がなく乗りやすい馬。俺もそう判断している」

 そう語った後、「オーナー(歌手の北島三郎)には懇意にしてもらっている。自然体で臨み、オーナーの強運に乗ってみたい」とほほ笑んだ。

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