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2015.12.22 05:09

【ゴールドシップ最後の闘走】内田博、2年ぶり相棒の背中に感慨(2/3ページ)

ゴールドシップは2012年の有馬記念で内田騎手を背にGI3勝目を飾った

ゴールドシップは2012年の有馬記念で内田騎手を背にGI3勝目を飾った【拡大】

 「久しぶりだね」。16日に滋賀県・栗東トレセンを訪れた内田騎手は、馬上からそっと声をかけた。2013年のジャパンC(15着)以来、約2年ぶりにまたがった芦毛馬ゴールドシップの背中。「本当に白くなったなあ」。感慨深くつぶやいた。

 最初にコンビを組んだ12年の共同通信杯(1着)から2年近く、内田騎手のジョッキー生活はゴールドを中心に回った。その間に皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念とGIの勲章を4つ手にした。当時は圧倒的な強さを誇ると同時に、とにかくヤンチャだった。

 「自分が乗っていたときは身震いするくらい、やばかった。自由にさせると何をするか分からない。それに負けちゃいけないという気持ちで乗っていた」

 競馬場ではレース前、地下馬道を通って馬場入場させるだけでもひと苦労。「壁にでもぶつかっていくんじゃないかという雰囲気だった」。ときには声を張り上げて叱り、勝利者として帰ってくるとのどが枯れていることもあった。

 「自分が乗っていないときも、ノリちゃん(横山典騎手)とこの馬についていろいろ話した。ノリちゃんも大事に乗ってくれていたね」

 乗り替わりで外から見ている時期は2年続いたが、最後の最後に大役を任された。「騎乗を依頼されてうれしかった。久しぶりに乗れることも、騎手として認めてもらったということでも」。芦毛の相棒のラストラン。燃えないわけがない。

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