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2015.11.8 04:00

ジャパンCに欧州馬が続々と参戦の意思を表明

 今年のジャパンC(29日、東京、GI、芝2400メートル)に、続々と欧州の一流馬が名乗りを上げている。

 早くから参戦の意思を表示しているのはドイツの2頭だ。ナイトフラワー(ペーター・シールゲン厩舎、牝3歳)は、独GIオイロパ賞を勝ち、バーデン大賞典でも2着の実績がある。厩舎もJCに2度の出走経験(タイガーヒル、デインドリーム)があり、53キロで出走できる強みを生かす構えだ。もう1頭のドイツ馬イトウ(ジャン・ピエール・カルヴァロ厩舎、牡4歳)は、1日に行われた独GIバイエルン大賞典で、バーデン大賞典の勝ち馬プランスジブラルタルを4馬身突き放して完勝。バーデン大賞典は感冒で出走取消となったが、その不安を打ち消して地力強化を印象付けた。こちらも、カルヴァロ厩舎が昨年のJC(アイヴァンホウ6着)を経験済み。1995年のランド以来、20年ぶりのドイツ馬Vを狙う。

 フランスからも2頭が参戦する公算が大きい。出走してくれば最大の注目を集めるのがフリントシャー(アンドレ・ファーブル厩舎、牡5歳)だ。昨年、今年と仏GI凱旋門賞で2年続けて2着に好走。フランス、香港、アメリカと3カ国でGIを制しているように、遠征にも慣れている。昨年はアメリカ(ブリーダーズC参戦)から日本への輸入検疫に必要な予防接種を受けていないため来日を断念したが、今年はBCをスキップして直接、日本に来るプランということが伝わっている。また、7日にはイラプト(フランシス・グラファール厩舎、牡3歳)も来日の意向が明らかになった。こちらは仏GIパリ大賞典の勝ち馬。今年の凱旋門賞では5着だった。

 このほか、3日の豪GIメルボルンCに出走した2頭にも来日の可能性がある。2着だったマックスダイナマイト(アイルランド=ウィリアム・マリンズ厩舎、セン5歳)は、父が日本で競走生活を送ったグレイトジャーニー(フランスで種牡馬入り)という変わり種。障害と平地の二刀流で地力をつけ、長丁場を得意としている。マリンズ厩舎はブラックステアマウンテンで中山グランドジャンプを制しているほか、JCにもシメノンで参戦しているように来日経験は豊富だ。メルボルンC4着のトリップトゥパリス(イギリス=エドワード・ダンロップ厩舎、セン4歳)も、やはりマラソンランナーとして定評がある実力馬。今年の英GIアスコットゴールドC(芝4000メートル)を制している。

 前4年のJCは、外国馬が2011年=4頭、12年=5頭、13、14年=各3頭だったが、今年は頭数だけでなくメンバーの質も近年屈指となりそうだ。