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2015.9.14 07:19

オーウェン氏所有の名馬 レース中の事故で安楽死

 サッカーの元イングランド代表選手として知られるマイケル・オーウェン氏が共同オーナーの一人を務め、昨年のGIアイルランド・セントレジャーの勝ち馬でもあるブラウンパンサー(牡7歳)が13日、レース中の骨折により安楽死となった。

 アイルランドのカラ競馬場で行われたアイルランド・セントレジャーに2連覇をかけて出走したブラウンパンサーは、後肢の骨折を発症して競走を中止。重度の骨折で回復の見込みはなく、安楽死の措置がとられた。

 オーウェン氏を含む共同馬主グループが自らの牧場で生産し、オーナーとして所有していたこともあり、オーウェン氏はツイッターで何度もブラウンパンサーとともに撮影した写真をアップするなど、深く愛情を注いでいた。この日は4カ月ぶりの復帰ということもあり、「復帰を長く待ち望んでいた」と期待を寄せていたが、最も悲しいアクシデントに見舞われてしまった。

 悲劇から数時間後にツイッターを更新したオーウェン氏は、在りし日のブラウンパンサーとの動画などを添えて、「きょうは人生で最も悲しい日だ」と悲痛な一日を振り返り、「たくさんの方々に悲しみを分かち合ってもらえた。SNSは時として非常に不愉快なこともあるけれど、今夜は多くのメッセージをもらえて気持ちを立て直すことができた。ありがとう」と寄せられた多くのメッセージに対する謝意を伝えた。

 ブラウンパンサーは、今年の3月にはUAE・ドバイのGIIドバイゴールドCを快勝。豊富なスタミナを武器に国外でも活躍し、話題と実力を兼備した名馬でもあった。イギリスの競馬専門紙「Racing Post」の電子版は、「勝ち馬が後続を引き離す一方で、多くの観客の目はブラウンパンサーに注がれていた」と報じ、名馬の死をファンが悲しむ様子を伝えている。