好位から抜け出して快勝したバーバラ。オープン初勝利を飾った【拡大】
19日の福島11Rバーデンバーデンカップ(3歳上オープン、芝1200メートル)は、石川裕紀人騎手騎乗の5番人気バーバラ(牝6歳、栗東・小崎憲厩舎)が好位から抜け出して快勝。オープン初勝利を飾った。タイムは1分7秒9(良)。
抜群のスタートを切ったニザエモンが単騎の逃げ。コウヨウアレス、レオンビスティー、カハラビスティーが好位につけ、これらを見る位置でバーバラが追走した。速いペースのまま直線に向くと、ニザエモンは苦しくなり、2番手からコウヨウアレスが抜け出しを図る。そこに外から伸びてきたのがバーバラ。52キロのハンデで、今回ブリンカーを着用してきた6歳牝馬がゴール前で力強く伸び、1馬身1/4差で快勝した。2着は9番人気のコウヨウアレス。さらに1/2馬身差の3着には4番人気サクラレグナムが入っている。
バーバラは、父ディープインパクト、母ディキシーランドジェム、母の父Dixieland Bandという血統。通算成績は20戦6勝となった。
昨年暮れのターコイズS(ミナレット)に続くオープン2勝目となった石川騎手は「テンションは高かったのですが、ゲート裏で落ち着いてくれました。4コーナーを回るときは抜群の手応えでしたし、追い出してギアが上がったので、勝てると思いました。外めの枠や52キロも良かったですね」とうれしそうにレースを振り返っていた。