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2015.6.2 05:04

【ホースマンの提言】第2回、岡田繁幸氏 JRAはさらなる門戸開放を(3/3ページ)

岡田繁幸氏は、地方の厩舎関係者に夢を与えるため、中央競馬がGI出走へのハードルを低くするよう訴えた

岡田繁幸氏は、地方の厩舎関係者に夢を与えるため、中央競馬がGI出走へのハードルを低くするよう訴えた【拡大】

 JRAの馬主資格があるのに、なぜ地方所属にこだわるのか。中央でデビューさせる方がGIに出走しやすいだろう-。そんな声も聞こえてくるが、私には地方所属にこだわる理由がある。地方からでもクラシックや有馬記念を勝てることを証明して、地方の厩舎関係者に夢を与えたいのだ。

 中央とは比べものにならないほど低い賞金でも、中央に負けない優秀な技術を持つ地方の調教師や騎手、厩務員は多い。ウオーキングマシンなどのインフラも整っている。彼らが夢のあるレースに「自分たちの馬で出場できる!」と思えばモチベーションは高まり、すごく頑張るだろう。

 有馬記念を中央と地方の雄が集結する感動の頂上決戦にしてほしい。中央・地方を問わず、最も優秀な技術を持つホースマンが競い合う舞台となるのが私の夢だ。

 コスモバルクがそうだったように、強い地方馬が出てくれば、中央・地方を問わずファンの関心は大いに高まり、馬券発売にも好影響を及ぼすので、JRAにとっても大きなプラス材料となる。

 国際化を推し進める前に、国内の壁を取り外してほしい。ウェイトが期待通りの活躍を演じてくれるかどうかは分からないが、中央の門戸が十分に開かれるまで、「これ!」と思った馬で地方から挑戦し続ける。 (ビッグレッドファームグループ代表)

岡田 繁幸(おかだ・しげゆき)

 1950(昭和25)年3月19日生まれ、65歳。北海道出身。ビッグレッドファームグループ代表。74年にビッグレッドファームを創設。86年に“マイネル”の冠名で知られるクラブ法人『サラブレッドクラブ・ラフィアン』を設立した。馬体を吟味して購入した馬をハードトレーニングで鍛え上げて活躍させ、マイネル・コスモ軍団の総帥と呼ばれる。昨年からサンケイスポーツでGI予想「相馬眼」を披露して大反響を呼び、本命馬は特にクラシックで9戦8連対と神懸かりの的中ぶり。