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2015.6.2 05:04

【ホースマンの提言】第2回、岡田繁幸氏 JRAはさらなる門戸開放を(2/3ページ)

岡田繁幸氏は、地方の厩舎関係者に夢を与えるため、中央競馬がGI出走へのハードルを低くするよう訴えた

岡田繁幸氏は、地方の厩舎関係者に夢を与えるため、中央競馬がGI出走へのハードルを低くするよう訴えた【拡大】

 今年の2歳馬に、地方競馬から中央に挑戦させる馬がいる。2014年の北海道サマーセールにて281万円(税込み)で購入した、父スウィフトカレント、母ランクイン(その父アドマイヤコジーン)の牡馬だ。川崎の河津裕昭厩舎に預け、今月下旬のデビューを予定している。

 馬名はウェイト。「こういう馬が出るまでずいぶん待った」という思いを込めて付けた。

 私はこれまで、コスモバルク、プレイアンドリアルの2頭を地方所属のまま中央の重賞レースに挑戦させ、勝たせた。

 コスモバルクはラジオたんぱ杯2歳S(現ホープフルS)、弥生賞、セントライト記念を勝ち、GIでは皐月賞、ジャパンCで2着。その存在を中央のファンに示した。

 プレイアンドリアルは朝日杯フューチュリティSに参戦し(7着)、続く京成杯を勝利。「さあ、クラシック!」という矢先に脚を痛め、復帰できぬまま引退したが、マスコミは動向に注目してくれた。

 2頭の挑戦で実感したのは、現行制度では地方馬がGIの出走権を取るのは難しいということ。3歳春のGIは、同時期の芝重賞を勝てば出られるようになったが、古馬になると出走するのが大変になる。

 どんなスポーツでも自由にチャレンジでき、実力があれば道が開かれるシステムが最もフェア。日本競馬もそうなってほしい。現在設定されている「GIへのステップ競走(主にGII)および権利を取った際のGI」に限定せず、GIに直接つながるわけではないGIIIについても「1つ以上」の地方枠を設けて門戸を広げ、そこで獲得した収得賞金によってもGIに出走できる-などといった制度に改め、もっと風通しを良くしてほしい。

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