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2015.5.20 11:45

【オークス】2冠獲り視界良好!ドンキ極上A評価

桜花賞時を上回るタイムで1馬身先着したレッツゴードンキ(左)。2冠に向け視界は良好だ

桜花賞時を上回るタイムで1馬身先着したレッツゴードンキ(左)。2冠に向け視界は良好だ【拡大】

 桜花賞馬レッツゴードンキが2冠獲りを狙う「第76回オークス」(24日、東京、GI、芝2400メートル)に向け20日、栗東トレーニングセンター(滋賀県)の坂路で極上の動きを見せた。楽な手応えのままの1馬身先着に、調教チェッカーズも迷わずA評価。距離の不安を乗り越えられるだけの仕上がりで、12年ジェンティルドンナ以来のクラシック2冠Vへ前進した。

 オークスの難解な勢力図を象徴するかのように、けさの栗東TCは深い霧にすっぽりと覆われた。そのモヤを切り裂くように、桜花賞馬レッツゴードンキが鋭い伸び脚を披露。2冠制覇に向けて大きく前進した。

 午前6時の開門直後。追い切りラッシュでごった返すなか、桜の女王はメイショウラリマー(4歳500万下)を4馬身追走する形でスタートした。道中で多少行きたがるのはいつもの癖。鞍上になだめられながら好リズムを刻むと、残り1F地点で内からスッと並びかけた。

 前日までの雨で渋っていた馬場を苦にすることなく、ラスト1Fは12秒5をマーク。一杯に追われたラリマーを軽々と1馬身突き放してフィニッシュした。馬体の張りも上々で、文句なしの仕上がりで樫の舞台へと向かう。

 「桜花賞(1600メートル)とオークス(2400メートル)では距離が違うので、テンションを上げないように折り合い重視で調整した。動き、息づかいとも良かった。悔いのない状態に仕上がったと思う」と、動きを見届けた梅田智之調教師は納得の表情を見せた。

 桜花賞の前までは1勝馬。とはいえ、札幌2歳S3着→アルテミスS2着→阪神JF2着→チューリップ賞3着と、いかなる条件下でも重賞で勝ち負けしていた。桜花賞は前半1000メートル通過62秒5のスローペースが、逃げたドンキの最大の勝因としてあげられているが、卓越した能力なくして2着に4馬身差はつけられなかっただろう。

 「それまでは安定していたけど、勝ちみに遅かった。それが前走の鮮やかな勝ち方で帳消しにできた。ひとつ勝つことでいい意味で変わってくると思う」と、トレーナーはこれからの快進撃を予告する。

 前走後にNHKマイルCに向かうプランも上がったように、ポイントはやはり2400メートルの克服だ。母マルトクがダートの短距離馬だったゆえの懸念だが、弱気な面は一切ない。

 岩田騎手が「今は折り合いに不安がない。スムーズに運んで直線を向けば、しっかり脚を使ってくれるはず」と言えば、「リラックスしているし、折り合いだけケアできれば前走のような脚を使ってくれるはず」と指揮官も前を向く。

 オーナーの廣崎利洋氏が、先週のヴィクトリアマイルをストレイトガールで制した追い風も吹いている。「オーナーがツイてるからね。この世界は運とか流れとかも大事なんだ」と、トレーナーはニヤリ。あとは馬名のごとく、史上14頭目の牝馬クラシック2冠へと突き進むだけだ。(夕刊フジ)

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