ホッコータルマエは昨年の東京大賞典で連覇を達成。大井競馬場では帝王賞を含めて交流GI3勝を誇る。ドバイでもV!?【拡大】
馬場に詳しいJRA札幌競馬場の東良剛専門役(馬場造園担当)は「オールウエザーは歴史が浅く、管理のノウハウが確立されていません。馬場のケアが容易だと過信していたのでしょう。(今年は)ダートに戻してアメリカの馬を呼び戻す目的があったのでは」と推測する。馬場の変更で日本馬に影響は!? 東専門役は「なんとも言えません」という。
「日本のダートとは質が違います。今度のメイダンのダートはシルトと呼ばれる粒子の細かい砂が約12%含まれています。日本のダートでは2~3%しか含まれていません。細かい砂が多いということは、馬が蹴り上げる砂(キックバック)が多くなり、吸い込んで呼吸器系に影響する場合もあります。後方からの馬にはキックバックや砂を吸い込む危険性が高くなり、先行馬に有利という見方もできます」