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2014.10.20 17:33

【リレーコラム】大阪サンスポ

 競馬はブラッドスポーツと呼ばれるが、それは競馬に携わる人間にもいえるようだ。秋華賞を勝ったショウナンパンドラの一夜明け取材で、思わずうなってしまう出来事があった。パンドラ担当の吉田宏樹調教助手は、父・弘行助手が初代秋華賞馬ファビラスラフインの担当。19年のときを経て、親子で秋華賞制覇を達成していたからだ。

 「僕の競馬人生の始まりはあのレースですからね。そのときは11歳で、競馬場に応援しに行ってました。当時はその価値が分からず、『大きなレースを勝ったなあ』という感じでしたが、今回はそのときのレコードを塗り替えちゃいましたね」

 親子Vだけでなく、父が担当したファビラスラフインのレースレコードを、息子が担当するショウナンパンドラが更新する。秋華賞はまるで吉田家の成長記録のようだ。ただ、吉田助手の良血ぶりはそれだけではなかった。

 「おじは若いときにダービーを勝ってるんですよ」

 聞けば、1982年に日本ダービー馬バンブーアトラス、02年スプリンターズ&03年高松宮記念馬ビリーヴを担当した政弘厩務員のおいっ子にもなるそうだ。

 「やっぱり、競馬は血統ですね」

 吉田助手はちゃめっ気たっぷりに笑ったが、確かに、とうなずく自分がいた。

川端亮平(かわばた・りょうへい) 大阪サンスポ記者 

取材

馬単

プロフィル

1983年大阪府生まれ。2005年大阪サンスポ運動部に配属され、プロ野球・阪神担当を計5年。サッカーW杯南アフリカ大会も取材。11年10月からレース部。

予想スタイル

近走の成績やデータと取材で得た情報を軸に、あまり人気にならない馬に◎を打つ。過去の実績よりも勢いを重視し、狙えるところは狙っていく。