古馬と初対戦になるハープスター。札幌記念は凱旋門賞へ向け、いいシミュレーションになる【拡大】
歴戦の古馬を相手に世界制覇への手応えをつかむ。日本の3歳牝馬としてはまだない凱旋門賞挑戦を前に、桜花賞馬ハープスターが札幌記念で初めて古馬と対戦する。
「放牧先(北海道ノーザンファーム早来)から太め感なく、いい感じで戻ってきた。凱旋門賞へ行くには、ここがローテーション的に一番いい」
松田博調教師が札幌記念を世界へのステップに選んだ経緯を説明した。確かにメリットは多い。まず、10・5のロンシャンでの決戦まで約1カ月半と準備期間に余裕が生まれる。52キロ対57キロという年長牡馬との斤量差5キロは、本番の54・5キロ対59・5と変わらない。