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2014.6.16 05:05

【エプソムC】ディサイファ闘争心見せた!(2/2ページ)

ディサイファ(右)はマイネルラクリマ(左)との叩き合いをアタマ差で制した。重賞初制覇だ (撮影・佐藤雄彦)

ディサイファ(右)はマイネルラクリマ(左)との叩き合いをアタマ差で制した。重賞初制覇だ (撮影・佐藤雄彦)【拡大】

 良血馬ディサイファが府中で待望の初タイトルをつかんだ。

 「厩舎の期待が大きく、応援してくれるファンも多い馬。大事にしてきた馬が、ようやく重賞を勝ててよかった。こういう勝利は格別だね」

 夏の主戦場である函館から駆けつけ、お手馬をVに導いた四位騎手が笑みを浮かべる。

 パートナーの闘争心を最大限に引き出した。好スタートから4番手につけた後は中団のインでじっくりと脚をため、直線では馬場のいい外へ。先に抜け出したマイネルラクリマの内から鋭く伸び、激しい叩き合いをアタマ差で制した。

 「もともと前があくと頑張ってくれる馬。4コーナーを回るとき手応えがよかったし、前があいてから川田君の馬(マイネルラクリマ)に襲いかかってくれた」

 小島太調教師は騎手時代にエプソムCを1984年サクラシンボリ、93年サクラセカイオーと2度勝っており、騎手&調教師のダブル制覇だ。「(成長が)遅いのは分かっていたし、急がなかった。落ち着きが出て見た目も中身も大人になったし、これからだよ」と完成に近づく愛馬に目を細める。

 素質を秘めながらも3歳時は非力だったが、古馬になって急成長を遂げた。オープン昇格後は福島記念4着、中山金杯3着、大阪城S2着、都大路S2着とステップアップし、ついに重賞V。トレーナーは「夏を越せば本物になる可能性がある。秋にはGIを狙っていきたい」と青写真を描く。次走は札幌記念(8月24日、札幌、GII、芝2000メートル)か毎日王冠(10月12日、東京、GII、芝1800メートル)だ。

 遅れてきた大器ディサイファの未来は初夏の太陽のように輝いている。 (森田実)

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