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2014.5.26 12:00

【甘辛戦記】ハープ凱旋門賞へモデルチェンジ必要

ハープスターの“大外一気”には限界が見えた。凱旋門賞で勝利するにはモデルチェンジが必要だ

ハープスターの“大外一気”には限界が見えた。凱旋門賞で勝利するにはモデルチェンジが必要だ【拡大】

 大歓声がやがて、ため息へと変わった。2冠確実といわれていたハープスターは2着。ヌーヴォレコルトに逆転を許してしまった。

 単勝オッズ1.3倍での敗戦に「これだけの支持を集めながら負けてしまい申し訳ない」と、川田騎手は神妙な面持ち。「2コーナー過ぎに前の馬と接触して少し力んだが、たいしたことはなかった。ただ、直線は内にササりっぱなしで進み切れなかった。感覚からすればもっと弾けてよかったけど…」と首をかしげた。

 松田博調教師は「あれで負けたら仕方ないわ。よく走った。反応はもうひとつだったが、距離は関係ない。一番強いのは強いんだから大丈夫」とサバサバしていたが、負けた事実は重くのしかかる。桜花賞までの5戦同様に上がり3F33秒6はメンバー中最速。中身は「一番強い」といえても、阪神JFに続く敗戦により最強馬ではなくなった。

 馬群を割って抜け出したヌーヴォに対して、ハープはさらに10頭分ほど外を回るロス。あれ以上、「もっと」を求めるのは酷というものだろう。“大外一気”の限界がはっきり見えた。

 生産者の吉田勝己・ノーザンファーム代表はレース後、札幌記念(8月24日、札幌、GII、芝2000メートル)からの凱旋門賞挑戦を明言した。「(今回の競馬は)勝ったと同じ」と言うが、このスタイルがロンシャンのタフな馬場で通用するとは到底思えない。ハープスターが日本馬悲願のVを果たすためには、モデルチェンジが必要だ。

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漆山貴禎(うるしやま・きよし) 東京・夕刊フジ記者 

データ

3連単

プロフィル

1981年生まれ、山形県出身、O型。東京大学文学部卒。当日の特別レースから、最も“馬券を買いたい”1鞍をピックアップ。赤門の名にかけて某先生には負けられない!?

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