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2014.5.23 13:13

【ダービー】ラグーン安瀬厩務員半世紀の総決算へ

ショウナンラグーンと安瀬厩務員

ショウナンラグーンと安瀬厩務員【拡大】

 大久保洋吉厩舎の左から2番目の馬房は特別な場所だ。GI5勝の名牝メジロドーベル、その4番目の子供で2戦1勝で引退したメジロシャレード、その息子で今回、ダービーに出走するショウナンラグーン。母・子・孫の3代がこの馬房で現役生活を過ごしてきた。

 「(3代のなかでも)ラグーンは特に気性がすごいよね。馬屋で暴れたり蹴られたり、こっちもこのトシで生傷が耐えないよ」

 苦笑いを浮かべる安瀬良一厩務員はもう65歳になる。助手&厩務員歴は「47~8年くらい」という大ベテランもまた、3代に渡ってこの親子に携わってきた。ドーベルでの栄光の日々も懐かしむが、一番忘れられないのは“あの日”のこと。

 「シャレードが新潟で初勝利(08年8月17日)をあげて、“これは走るぞ”と思って帰ってきた次の日に、雷の音にビックリして馬房で暴れて腰をおかしくしてね。慌てて馬屋を見に行ったら、硬直したみたいに仁王立ちしていた」

 復帰への努力もむなしく引退が決まったが、繁殖入りできたことで本当にホッとしたという安瀬さん。そのシャレードの息子が今年、ホースマン人生で初めて、憧れのダービーの舞台へ連れて行ってくれる。

 「トモが緩いところなんかは、お婆さんによく似ている。それとこの気性。でも、この気の強さがいいほうに出ている気がするんだよ」

 来年の厩舎解散と同時に、自身もこの世界から退く予定。「長いことやらせてもらったからね。もう馬は十分(笑)」。半世紀の総決算へ、気合の入る日々が続く。(夕刊フジ)

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