グランダムジャパン・２歳シーズンの第３戦「第３回金沢シンデレラカップ」（１５００m）が６日、金沢競馬場で行われる（写真は昨年の勝ち馬エグジビッツ）。

　重賞勝ち馬が不在で、ハイレベルのホッカイドウから挑むブレイクフリー＝角川秀＝が筆頭だ。前走の園田プリンセスカップ（１４００m）は積極策で３着。デビュー２戦目に加え、初の長距離輸送がありながら、しぶとく粘って２着馬とはアタマ差と地力の高さを示した。初の金沢遠征だが、前走で小回りコースは経験済み。父がヴァーミリアンなら距離延長は問題なし。重賞初制覇の期待は大きい。

　同じ角川秀厩舎からパレスラブリーも参戦する。前走の交流ＧＩＩＩ・エーデルワイス賞（門別１２００m）は７着と崩れたが、ホッカイドウ競馬の重賞では上位争いを演じてきた。小回りコースや初輸送を苦にしなければ初タイトルを狙えそうだ。

　愛知のリードメロディー＝坂口義＝も注目の１頭。前走のゴールドウィング賞（名古屋１６００m）は勝ち馬が別格だったが、重賞初挑戦で３着と健闘。小回り向きの先行力が持ち味で、愛知に移籍後は【４・２・１・０】と堅実だ。夏場に１４００m戦を圧倒的なスピードで３連勝。マイペースの逃げがかなえば好勝負に持ち込める。