グランダムジャパン・２歳シーズンの第２弾「第２１回エーデルワイス賞」（１２００m）が１６日、門別競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬ストロングハート）

　昨年は１着から５着までを独占したホッカイドウ勢。今年は牝馬重賞を連勝中のアークヴィグラス＝小野望＝がヒロインの最有力候補だ。デビューから【３・０・０・２】で、崩れた２戦は牡馬混合の重賞と出遅れた３走前だけ。特に前走（１２００m）の走破時計（１分１３秒５＝稍重）は、同日行われた古馬オープン特別の３着馬に相当する優秀なもの。果たして、地元勢の連覇となるか注目だ。

　ＪＲＡ勢はデンバーテソーロ＝美浦・栗田徹＝が筆頭格。デビューからの２戦は芝で接戦を演じ、初ダートとなった前走（１０００m）は４馬身差で圧勝。２、３着馬が後に勝ち上がっており、砂適性は高い。芝で先手を奪っているように豊かなスピードがある。２番手追走から楽に押し切った前回の内容なら１ハロン延長でも問題はないだろう。初のナイターに戸惑わなければ好勝負だ。

　同じくＪＲＡ所属のケイゴールド＝美浦・中野栄＝は芝で連敗後、ダートに転じた２走前（１０００m）に先行策でアタマ差の２着。前走（１２００m）は上がり最速の末脚で初勝利を挙げた。ダートで底を見せておらず、脚質に自在性がある。力の要る地方の馬場を苦にしなければ上位を狙える素質馬だ。