３歳秋のチャンピオンシップ第５戦「サンケイスポーツ杯・第２９回秋の鞍」（１８００m）が２６日、名古屋競馬場で行われる（写真は昨年の勝ち馬ポルタディソーニ）。

　主役は重賞７勝の実績が光るサムライドライブ（牝）＝愛知・角田輝＝だ。牡馬相手でも圧倒的なスピードを発揮してデビューから１０連勝。無敗で挑んだ東海ダービー（名古屋１９００m）は、前半で折り合いを欠いたぶん、最後まで粘り切れなかった。それでも、初距離で１馬身半差の２着に踏ん張ったのは能力が高い証しだ。夏場を休養に充てての復帰戦だが、１８００mは２戦２勝。南関東からの遠征組はいるが、地元の利を生かして好勝負を演じる。

　南関東勢は強敵ぞろいだが、筆頭格は浦和から参戦するスプリングマン（牡）＝小久保智＝だろう。今春のクラウンＣ（川崎１６００m）で重賞初制覇を飾った実力馬。その後は南関の重賞戦線で苦戦を強いられているが、相手関係が緩和すれば地力は上位の存在。輸送を克服すれば、初コースでも軽視は禁物だ。

　使われるごとに力をつけているドリームスイーブル（牡）＝笠松・尾島徹＝も侮れない。２走前のＭＲＯ金賞（金沢１９００m）では、石川ダービー馬に勝利。前走は古馬の一線級相手に４着に敗れたが、３歳同士なら上位争いに持ち込める。