グランダムジャパン・２歳シーズンの開幕戦「第２０回園田プリンセスカップ」（１４００ｍ）が２０日、園田競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬サラヒメ）

　遠征組が人気を集めそうだが、デビュー３連勝が衝撃的なワンモアグローリー＝金沢・佐藤茂＝が筆頭だ。３戦とも馬なりのまま他馬を寄せつけないスピードを発揮し、２着を２秒４以上も引き離す大楽勝。前走の準重賞・くろゆり賞（金沢１４００ｍ）は、持ち時計を２秒８も詰める１分３０秒２の好時計。能力の高さは相当で、初の遠征でも引き続き１４００ｍならＶ４の期待は大きい。

　ホッカイドウから参戦するビービージェンマ＝角川秀＝も侮れない。２走前（門別１０００ｍ）は、積極策で上がりを３７秒台でまとめ、後続を９馬身も引き離す圧巻のレースぶり。前走は終始後続のマークが厳しかったが、しぶとく踏ん張って２着。初コースでも小回り向きの先行力があり、マイペースの逃げがかなえば押し切っても不思議はない。

　同じホッカイドウ組のグロリアスカメオ＝斉藤正＝は、先行力を武器に１戦ごとに時計を詰め、前走（門別１０００ｍ）でビービージェンマを破って初勝利を挙げた。控えても問題なく、レースぶりから距離は延びた方が良さそうだ。４２０キロ台と小柄で、初輸送で極端に馬体が減らなければ好勝負が見込める。