グランダムジャパン・古馬シーズンの第８戦「第１２回秋桜賞」（１４００m）が１１日、名古屋競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬スターインパルス）

　主役候補の筆頭はエースウィズ（牝４）＝大井・松浦裕＝だろう。前走の読売レディス杯（金沢１５００m）では、古馬シーズンのポイントでトップのディアマルコを撃破。鋭い末脚を発揮し、逃げたスターレーンを半馬身捕らえ重賞初挑戦で優勝を飾った。初の名古屋遠征だが、小回りは前回の金沢で経験し、距離も守備範囲。重賞連勝も視野に入る。

　読売レディス杯で４着に敗れたディアマルコ（牝５）＝高知・那俄哲＝も雪辱に燃える。佐賀ヴィーナスカップと兵庫サマークイーン賞を制し、古馬シーズンでトップの実力馬。当レースは２年続けて挑戦し（４）（２）着。昨年は勝ち馬に半馬身差まで迫り、名古屋は４戦３連対と好相性の舞台。古馬シーズン優勝へ向けてポイントを加算したい。

　アンジュキッス（牝３）＝浦和・小久智＝は南関に転入後【３・１・０・０】。前走の桜花賞（浦和１６００m）は、勝ち馬の末脚がケタ違いだったが、初のマイル戦で２着に踏ん張った点は評価できる。休み明けでも、自分の形に持ち込めればしぶとい。マイペースで運べれば、同じ厩舎のスターインパルスに続く浦和勢の連覇も狙える。