３歳秋のチャンピオンシップ第１弾「第５２回黒潮盃」（１８００m）が１５日、大井競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬ブラウンレガート）

　人気を集めるのは東京ダービーで２着、ジャパンダートダービーで４着と健闘したクリスタルシルバー（牡）＝大井・村上頼＝だ。南関のクラシック戦線で上位争いを演じ、的場文男騎手と初コンビを組んだ２走前の東京ダービー（２０００m）では、ハセノパイロにクビ差敗れたが、積極的なレース運びで見せ場十分。続くジャパンダートダービーでは中央の強豪相手に０秒３差の４着と善戦した。地方馬同士で条件が緩和すれば悲願のタイトル奪取は目前だ。

　東京ダービー３着のクロスケ（牡）＝大井・柏木一＝も能力は上位。４コーナーで前が塞がる不利がありながら、内側からしぶとく伸びて勝ち馬と０秒１差。ジャパンダートダービーでは中央勢の高い壁に阻まれて７着だが、地方馬同士なら勝機はある。

　５走前のクラウンＣで２着など重賞で上位争いを演じているミスターバッハ（牡）＝船橋・矢野義＝も侮れない。３走前の大井１８００m戦では斤量５８キロを背負いながら勝利したようにこの舞台は合う。初の古馬相手だった前走（Ａ２下）は勝ち馬が強すぎたが、２着とは０秒５差。着実に力をつけており、３歳同士なら巻き返してくる。