グランダムジャパン古馬シーズンの第３戦となるサンケイスポーツ杯「第１７回ノースクイーンカップ」（１８００ｍ）が１８日、門別競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬ジュエルクイーン）

　ヒロイン候補の筆頭は重賞８勝のジュエルクイーン（牝６）＝ホッカイドウ・田中正＝だ。２歳時から牡馬混合の重賞で上位争いを演じ、今年も牡馬の一線級相手に善戦。前走のヒダカソウカップ（１６００ｍ）は外々を回らされて直線で伸びを欠いたが、３着と地力の高さを示した。当レースは３年続けて参戦して３、２、１着。昨年の覇者が意地を見せつける。

　ディナスティーア（牝６）＝ホッカイドウ・松本隆＝は、ＪＲＡから転入後は【２・１・１・１】。馬券圏外は中央勢が相手だった２走前の北海道スプリントカップ（７着）のみ。前走のヒダカソウカップでは実績馬を破って重賞初制覇を飾った。今回は距離延長だが、ＪＲＡ時代に１８００ｍで連対歴があり、３馬身差で快勝した前回の内容なら重賞Ｖ２も視野に入る。

　アップトゥユー（牝４）＝ホッカイドウ・角川秀＝は門別のデビュー戦を圧勝し、２歳の交流ＧＩＩＩで中央馬を相手に２着に逃げ粘った。移籍した南関東では、今回と同距離の重賞・東京プリンセス賞でアタマ差の２着がある。再転入２戦目のヒダカソウカップで２着と着実に上昇ムード。マイペースで運んで久々の重賞制覇を狙う。