グランダムジャパン古馬シーズンの第２戦「第２２回スパーキングレディーカップ」（１６００メートル）が５日、川崎競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬アンジュデジール）

　ＪＲＡ勢が人気を集めそうだが、筆頭はリエノテソーロ（牝４）＝美浦・武井亮＝だろう。２歳時にデビュー４連勝で全日本２歳優駿（交流ＧＩ、１６００メートル）を制し、昨年はＮＨＫマイルカップ（ＧＩ、芝１６００メートル）で２着と芝・ダートともに力を示している。近況は芝のレースでひと息だが、今回は久々のダート戦。しかも交流ＧＩを快勝した舞台に替われば復活劇も十分に期待できる。

　ワンミリオンス（牝５）＝栗東・小崎憲＝も能力は上位クラスだ。初の地方遠征だった昨年のＴＣＫ女王盃（大井１８００メートル）では、力の要る馬場に難なく対応し、断然人気のＧＩ馬ホワイトフーガを撃破。続くエンプレス杯（川崎２１００メートル）も制し、交流重賞２勝をマーク。近況は牡馬相手のオープン特別で健闘しており、牝馬同士なら侮れない存在だ。

　ラビットラン（牝４）＝栗東・角居勝＝はローズＳ（芝１８００メートル）で芝の重賞ウイナーを倒して重賞初Ｖ。今季３戦は芝で結果が出ていないが、ダートのデビュー戦を７馬身差で圧勝と適性は高い。初の地方馬場を苦にしなければあっさり勝っても不思議はない。