地方競馬スーパースプリントシリーズの近畿・四国・九州地区の代表馬を決める「第8回園田FCスプリント」(820メートル)が21日、園田競馬場で行われる(写真は昨年の勝ち馬マルトクスパート)。
注目は高知から遠征するカイロス(牡8)=那俄哲=だ。福山、高知の重賞で5勝を挙げ、南関東所属時は1200メートルの重賞・アフター5スター賞で4着の実績がある。800~1900メートルまで幅広い距離に対応し、昨年の当レースでは、外々を回されながらもしぶとく伸びて勝ち馬と0秒3差の4着。高いスプリント適性を示した。2年連続の参戦でコース慣れが見込め、昨年の雪辱を期す。
エイシンテキサス(牡8)=佐賀・東眞市=はJRAと園田在籍時に短距離を使われ、佐賀移籍後に重賞・唐津湾賞(1400メートル)で重賞初制覇。今年は8戦して厳しい展開だった6走前を除けば、全て3着以内と堅実だ。前走の900メートル戦でもスッと先手を奪うスピードを兼備。園田でも勝利を挙げており、コース替わりに不安はない。持ち味の先行力を生かして重賞2勝目を狙う。
地元のハタノキセキ(牡5)=兵庫・吉行龍=もスピードは上位クラスだ。前走は58キロを背負いながら勝ち馬とは0秒1差の3着。昨年(6着)より着実にパワーアップがうかがえ、ここは地元勢の意地を見せたい。