高知クラシックの第２弾「第４６回高知優駿」（１９００メートル）が１７日、高知競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬フリビオン）

　デビューから先行力を武器に【１０・７・１・０】と抜群の安定感を誇っているヴァリヤンツリ（牝）＝高知・中西達＝が主役だ。古馬相手でも４勝２着３回と能力の高さを披露。１冠目の黒潮皐月賞（１４００メートル）は、やや忙しい距離だったが、先に抜け出したスターアイリスを捕らえて１番人気に応えた。前走の準重賞・山桃特別は初の１８００メートルながらしぶとく伸びて３連勝。地方交流で他地区の強豪たちが遠征してくるが、地元の利を生かして２冠制覇を狙う。

　同じ牝馬のネオプリンセス＝高知・打越勇＝も侮れない。デビュー３連勝で挑んだ古馬戦は積極策で３馬身差の圧勝。昨年はヴァリヤンツリを３度も破っており、世代でも素質は上位だ。今年は３戦して勝ち切れていないが、一戦ごとに良化がうかがえ、前走の山桃特別はヴァリヤンツリと０秒６差。本来の動きが戻ってくれば、ここでも引けを取らないだろう。

　九州ダービー栄城賞（２０００メートル）を制したスーパージェット（牡）＝佐賀・九日俊＝も魅力のある１頭。遠征競馬は初めてだが、他地区に所属していたことがあり、コース替わりは気にならない。九州ダービー馬の意地を見せるか注目だ。