地方競馬スーパースプリントシリーズのトライアル第２戦「川崎スパーキングスプリント」（９００メートル）が１２日、川崎競馬場で行われる。（写真は昨年の勝ち馬フラットライナーズ）

　注目は３連覇に挑むフラットライナーズ（牡６）＝船橋・林正人＝だ。２歳時からマイルを中心に使われてきたが、一昨年５月にスプリント路線に変更。このレースを含め３連勝で習志野きらっとスプリント（船橋１０００メートル）を優勝した。昨年は５８キロを背負いながら連覇を達成。地方同士ではスピードの違いを見せつけた。川崎９００メートルは２戦２勝。ファイナルの習志野きらっとスプリント（７月２５日、船橋、ＳＩＩ）に向けてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。

　１０００メートル以下は【５・１・０・０】のラディヴィナ（牝５）＝川崎・高月賢＝も魅力的だ。初の９００メートル戦だった６走前は積極策で６馬身差の圧勝。その後も高いスプリント適性を示し、格上挑戦の前走は勝ち馬に厳しくマークされながらも２着に踏ん張った。着実に力をつけており、５戦無敗の川崎９００メートルに替われば反撃が見込める。

　キョウエイアドニス（牡７）＝川崎・武井和＝は川崎９００メートルで【３・２・１・１】と安定。遠征の前２戦は案外だったが、地元に戻れば巻き返しは可能だろう。