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2022.3.9 04:56

【目指せトップレーサー(160)】藤森陸斗

藤森陸斗

藤森陸斗【拡大】

 いよいよ素質開花のときがきた。藤森陸斗は、23歳の誕生日を間近に控えた1月9日のまるがめ1Rで、大外からコンマ12のトップSからまくりさく裂。うれしいデビュー初勝利を飾った。

 「正直、ホッとしています。まわりの先輩には『お前ならすぐに勝てる』っていわれていたんですけど、なかなか勝てなくて…。自分のなかでは初勝利までに時間がかかったと思っています。もう少し早く勝ちたかったですね」

 養成所在校時のリーグ戦勝率は2位。事故率オーバーで終了記念競走の“チャンプ決定戦”には出場できなかったが、教官の評価は高かった。デビュー後の周囲からの期待も大きかっただけに、初出走から約1年2カ月での水神祭は、待ちに待ったものだろう。

 「ボートレースは小学生のときから(地元の)福岡で観戦していました。高校を卒業するときに、親や先生からもボートレーサーになることを勧められたんですけど、野球をやりたい気持ちもあったので大学に進学しました。ただ、大学1年のときに『ボート選手になるなら今かな』と思って受験しました」

 127期生としてレーサーへの道を歩み始め、養成所を卒業した後は白水勝也、岡崎恭裕らが所属するペラグループ“我勝手隊”で公私ともに勉強の毎日。そんな23歳は、1つの勝利で立ち止まらない。続く児島のルーキーシリーズで2勝目、直後のとこなめで3勝目と3場所連続で白星。生みの苦しみを味わったあとは、潜在能力が解放されたかのように力走を続けている。

 さらに、現在出走中の江戸川(7~12日)の初日5Rでは2コースからジカまくりを決めて快勝し、出場4場所連続勝利となった。殻を破って羽ばたき始めた新鋭が、次は初の予選突破を目指して突き進む。(田中功夫)

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