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2021.11.28 21:00

【チャレンジC】ベテラン辻栄蔵が3度目のSG制覇!

辻は見事な逆転劇で15年11カ月ぶりのSG制覇を果たし、グランプリ出場を決めた

辻は見事な逆転劇で15年11カ月ぶりのSG制覇を果たし、グランプリ出場を決めた【拡大】

 ボートレース多摩川で開催されていた「SG第24回チャレンジカップ」は28日、第12Rで優勝戦が行われ、人気を集めた1号艇の辻栄蔵(46)=広島=が、1周2マークで差して3度目のSG制覇を成し遂げた。2着は瓜生正義。3着には桐生順平が入った。

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 久しぶりの勝利の美酒に酔った。予選トップ通過から準優を逃げ切り、王道でファイナルの絶好枠を獲得した辻。大きなプレッシャーを感じながらも、ベテランらしい冷静なレース運びが光る一戦となった。

 トップタイとなるコンマ10のスタートから先マイを果たしたが「舟の返りが甘かった」。バックで2コースから差した瓜生に捕らえられたものの、「いい展開が来るかも」との読みが当たる。2マークでは最内から伸びた桐生と瓜生が競り合う形に。隙を見逃さず俊敏に差して逆転し、後続を振り切った。「すごくうれしいけど、とにかく疲れた」。重圧から解放され、ホッとした表情を浮かべた。

 2005年12月の住之江グランプリ以来、15年11カ月ぶり3度目のSG制覇。18年の浜名湖クラシックでの整備不良による罰則で、SGの舞台に立てない時期があり、SG戦線復帰後も苦戦が続いていた。

 「やっぱり長かったですね。一度落ちると上がってくるのは大変。その間もやることは変わらなかった。『いつか見ておけよ』と思いながらやってきた」

 しかし、今年10月の平和島ダービーで17年7月のまるがめオーシャンカップ以来、4年3カ月ぶりにSG優出(6着)。今大会への出場権を得て波に乗り、最高の形で締めくくった。

 V賞金3300万円を加算し、ランキングは8位に浮上。ベテランが活躍する潮流に乗って「自分も“イケてるおじさん”になれてよかった」とおどけた。もちろん次なる目標は、16年以来、5年ぶりの出場を確定させた住之江グランプリ(12月14日開幕)だ。

 「勢いは僕が一番だと思う。10、11月と勢いはうなぎ上り。12月もいっちゃいましょう!!」

 逆境からはい上がって輝きを取り戻した広島支部の苦労人が、2度目のグランプリ制覇まで一気に突っ走る。(海老澤義勝)

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