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2021.9.26 19:04

【ヤングダービー】羽野直也が5回目の出場で初V!

徳山で行われたヤングダービーを制した羽野直也

徳山で行われたヤングダービーを制した羽野直也【拡大】

 ヤング世代の旗手となる!! 徳山ボートの「プレミアムGI第8回ヤングダービー」は26日、第12Rで優勝戦が行われ、羽野直也(26)=福岡=がインからコンマ07のトップスタートを決めて逃げ快勝。平成生まれ初のGI覇者が、5回目の出場で初めて同世代バトルを制した(GI優勝は2回目)。優勝賞金1100万円を獲得し、賞金ランクは22位へ浮上。グランプリ出場が視界に入った。2度目の大会制覇を狙った関浩哉(群馬)が2着。3着は中田達也(福岡)が入った。

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 戦ってきた相手と経験が違った。平成生まれ初のGI覇者となり、ヤング世代を引っ張ってきた好漢は最後まで強かった。予選トップから王道を突き進んだ羽野が頂上決戦もインからコンマ07のトップスタートを決めて逃げ快勝。5回目の出場で大会初Vを飾り、名実ともに“次世代”のトップに君臨してみせた。

 「スタートは少し様子をみました。それもあって、(4カドから攻めた)下寺選手が見えたけど、先に回れると思っていった。今節は早い段階で(調整に)いいところがみつけられたし、リズムもよかった」

 エース機を駆る2コースの関が本来なら“ガード役”になるはずがコンマ21の仕掛け遅れ…。それでも羽野は慌てず先頭で1マークを回ると、後続を一気に突き放す“横綱相撲”で押し切った。ピットへ引き揚げると、待ち構えていた同じ福岡支部の後輩・大山と満面の笑顔でハイタッチを交わし喜びを爆発させた。

 「今節は勝ちたいではなくて、勝たないといけないと思っていましたし、勝ててうれしいというかホッとしたというか…。しっかりとやり切れたと思います」

 GI初優出Vを飾った2017年10月の大村65周年以来、2回目のGI制覇。ヤングダービーは常にV候補として出場してきたが、GI、SGを主戦場に戦っているだけに、同世代ライバルとは経験値が違った。

 「大村でGIを初めて勝ったときよりもメンタルを含め、いろいろと成長できていると思います。たまたま(勝てた)ではなくて自分で(勝てると)分かっていて獲れていますからね」

 優勝賞金1100万円を加算し、今年の獲得賞金は4903万4266円。賞金ランク22位へ急浮上し、グランプリ(住之江)出場も視界に入ってきた。

 「今回のヤングダービーのあとが一般戦ばかりだったので、今回がダメだったら無理かなと思っていた。年末のグランプリ出場を目標に頑張っていきたい」

 ヤング世代の旗手からいずれはボート界の旗手へ。まだまだ伸びしろがある26歳の九州男児が、年末のグランプリ初出場へと突き進む。(渡辺宏幸)