田口節子【拡大】
大会初制覇に向けて順調な船出だ。田口節子が初日5R、インからきっちり逃げて白星発進を決めた。
「1走目が1号艇というのがあまりないから緊張しました」
レディースチャンピオンで2度のV実績がある強豪もレース前はプレッシャーを感じていたようだが、「スタートで先行しているのが分かったので自分のターンができました」と結果的には文句なしの圧勝劇で存在感を示した。
「ペラがすごく特殊な形で片面だけ調整しました。両方とも自分の形にしたいけど、あまりいいエンジンではなさそうなので…」
評価は高くない5号機が相棒だが、前節は山本兼士が乗ってじわりと上昇ムードを見せた。田口も動きは悪くなく、ペラ調整で上積みに期待が持てる。
当地は9優出5Vの得意水面。しかし「昔はずっと優勝していたけど、最近は駄目ですね」と話すように昨年の6月、8月はともに優出を逃している。今節は初戦を制した勢いがあるだけに、悪い流れを変える絶好のチャンスだ。
2日目7、12Rは6、3号艇で登場。機敏なハンドルを駆使して着実にポイントを加算し、さらにペースを上げていく。(立山友基)